デジタル絵を描いている
この前の絵を描いてみてテンションが上がった件から、ひとつちゃんとした絵を仕上げてみようという気になり、デジタル絵に手を出した。たまたまiPad Proもあったし。
手を出してみたものの、
・・・いやー、とにかくむずい。
アナログの10倍は難しい気がするし、時間も溶かしていると思う。
前回はボールペンでクロッキー帳に描いていたわけだが、クロッキー帳がいい感じに受け止めてくれるおかげで、線がとても安定する。
対して、デジタルだと、ツルツルの画面であるうえに、沈み込みも全くないので、緩衝されていた手ブレがダイレクトに画面に入力されてしまう。
早くも断念か、と思いかけたが、線を補正してくれるアプリの存在を知った。
説明が難しいのだが、描いたままを0%、直線を100%として、50%の補正を入れると曲線がいい感じに滑らかになる。そんな感じ。
おかげでモチベを少し取り戻したので、ひとまずやってみる。適当な画像を模写。
2時間
ばらんすとりづれー・・・とか考えながら必死で線を引いてた気がする
5時間
この辺で下書きとしては成立しはじめたものの、この下書きだと色を塗りづらいことに気づく。
どうやって色を塗るかでこの先3時間くらい溶かした気がする。
10時間
下書きの線を細く出来ることに気づき、線画としてそのまま採用。
しかし、下書きの精度が色を塗るには粗いことに気づき、目の形を改めて取り直している。目の上にうっすらの前回の眉毛の残骸が見える。
胴体も比率がおかしかったので線を引き直した。
12時間
瞳の楕円が難しすぎて、オブジェクトをそのままコピーして縮小したりしてやりくりしようとしている図
14時間
ベクターイラストツールゆえか、コピーして縮小した瞳に消しゴムツールのガタガタが現れて頭を抱えている
この辺で、線の形を消しゴムツールで消しながら整えていくことを諦める
18時間
ガタガタの下書きでは色塗りに使えないなと思い始め、線を引き直したり、瞳などの塗りの輪郭を取り直したりしている
選択ツールの存在にも気づき、一度引いた線の形を上手く整形したりしてやりくりする方法を覚え始める
22時間
結局全部の線を引き直すことになった。
その甲斐あってか、かなり見れる感じになってきた気はする。瞳はまだガタガタ感があるので、もう一度線を引き直さなくてはならない。
あと、これまでの塗りも線が変わったので再利用出来ないことに後で気づいた。なのでまた塗り直し。あー。
バケツツールが存在しないアプリなのでその辺の面倒さには目をつぶらなくてはならない。
とか思っていたら
アドバイス:ペンツールで形を描画したものを選択し、ツールを塗りつぶしストロークに変えると、なんと塗りつぶしができてしまいました!ペンのストロークを維持したまま塗りつぶしたい場合も、ストロークを選択、複製し、複製したものを塗りつぶしストロークに変更します。
おーまじか。後で使ってみよう。
実はまだまだやることあって、全く終わる気がしなかったので、一度現在の状況を忘れる前にまとめてしまうことにした。というのが現在。
得た教訓的なところで言えば
- 下書き->ペン入れ->色塗り の流れは必ず守る必要があって、後の工程で前に戻ると後の成果が消滅する。
- 下書きはいくらでも線を引いていいので、なるべく早く概形をはっきりさせてバランスを取れるようにし、整えていくと早い。
- ペン入れする時には、複数ストロークで書かずに、必ず頂点同士を一発書きする必要がある。
- 選択ツールはチート級の補正ツールなので積極的に頼っていく。
- 色は各レイヤーに分けて塗っていくと後の色変更がとてもしやすくなる。
- とにかく思い入れのあるキャラで書くべき。時間がかかってもそのキャラが癒やしてくれる。
くらいだろうか。全部守れれば現在の完成度までは半分の10時間くらいで行けたと思う。かなりまわり道をした、、
これからは色塗りと加工をして、背景はさすがに無理そうなので、キャラだけで絵として成立させる方法を試行錯誤するのをやる。やれるかなー。
追記:ひとつの絵に22時間かけて、さらに同じ絵にこだわる必要があるのかと悩み始めてしまったので、いまのままで一度投稿しておくことにした。最近のイケてる加工技術のおかげで、描きかけのカラーイラストでもそれっぽくモノクロっぽくできるのがすこぶる助かる。それとpixiv Sketchに限った話かもしれないが、UI的に縦長なのと、スマホで見ている人がおそらくほとんどなので、横長のイラストは受け入れられにくい気がした。せめて正方形にするか、縦長のイラストを狙って描いたほうが見てもらいやすそうだ。
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