はじめて全身を描いた
前回上半身描くだけで22時間も浪費したので、今回はもう少し時間を短縮しようと思ったのと、全身に挑戦してみたいと思った。
前回の教訓である
- 下書き->ペン入れ->色塗り の流れは必ず守る必要があって、後の工程で前に戻ると後の成果が消滅する。
- 下書きはいくらでも線を引いていいので、なるべく早く概形をはっきりさせてバランスを取れるようにし、整えていくと早い。
- ペン入れする時には、複数ストロークで書かずに、必ず頂点同士を一発書きする必要がある。
この辺は積極的に活かすつもりでやった。
1時間
とにかく身体の各パーツの比率を取るのに苦労して、結局グリッドを引いてだましだましやった。しかしパーツそれぞれの線は一部を除いてそれっぽい線が引けていそうな感じがする。特に腕と足は最初からあまり直さなかった気がする。
5時間
・・・と、いきなり完成してしまったわけだが(もっと細切れにスクショを撮っておくべきだった)、前回の22時間に比べて、今回は5時間。かなり短縮できているようだ。
いくつか参考にした画像の中で潰れてしまっていた部分は自分で補完した。特に顔と手。なので今回はあまり模写にはなっていなくて、半分くらいは脳内の繋ぎ合わせによって描いている。
顔
元にした画像は顔に関してこれくらいの粒度でしか描かれて無くて、頭を抱えた。どうしようと思って、同じキャラの画像をいくつか集めてきてパズルをすることになった。
まあ結果として、ある程度見える顔にはなったと思うが、原作と結構かけ離れた顔になってしまったのと、髪の毛や首のパーツは元の参考画像と整合性をとる必要があったので線の引き直しが多発した。幸い、身体をあまり先に描いていなかったおかげで最悪の描き直し祭りは免れた。
あと、カラーイラストの目を白黒で再現するのかなり厳しくて、ボールペン画のようなごまかし方をしてしまった。これはこれでいいかもしれないが、今考えると最終的にモノクロなのだからグレースケールで頑張れた気がする。
手
こっちはさすがに頭を抱えた。元絵に指がない・・・。元絵っぽく適当に線を引いても全然ごまかせないし、これどういう指の形してんの?状態なので脳内で指の形を補完するのもきつかった。ので
ArtPose先生に補完の助けをしてもらった。
・・・なるほど?
救われた気がする。少なくとも下書きの状態よりかはかなりマシになった。
ArtPose先生はプリセットのポーズがいくつかあり、今回はその中のひとつのポーズに対して、手先だけを参考にさせてもらった。
今回は模写にこそならなかったものの、色々資料をかき集めて補完する作業が出来たのはかなり収穫だった。ここを鍛えれば、模写成分をもっと削っていけそうである。また、身体を描くのは難しいと思っていたが、指や服シワなどの難解な部分以外はわりと短時間で描けてしまうこともわかった。これからも怖気づかずに全身を描いていける気がする。色んなポーズを描いていこう。色塗りはまだ考えていない。
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